固定残業代制の残業代請求

固定残業代制とは時間外労働が発生してからその時間数に合わせて残業代を支給するのではなく、最初から固定の残業代を決めてその金額を固定で支給する制度です。

固定残業代を採用する時に設定する時間外労働の時間数は法などでは特に定められていません。その為20時間分を想定して支給しても40時間分を想定して支給しても問題ありません。固定残業代制を採用していたとしてもそれだけで残業をどれだけさせても良いという訳ではありません。

例えば20時間分の固定残業代を支給している場合に時間外労働が40時間あった場合は使用者は労働者に不足している20時間分の手当てを支払わなくてはなりません。固定残業代制を採用しているからそれ以外に手当を出せないという主張は不当なので、労働者は時間外手当を請求する権利があります。

固定で支給している手当の時間より実質の時間外労働の時間が短い時があったとしてもそれと相殺する形で超過分を支払わないという主張を使用者側がしてきた場合も不当なので、未払いの時間外手当の請求が認められます。未払い分請求する時には残業があった事を証明できる証拠が必要になるので、事前に証拠を集めて資料として整理しておくと良いです。

未払いの残業代には時効があって2年を経過すると未払いであっても請求する事ができなくなります。これは固定残業代制の超過分であっても同じなので、少しでも円滑に請求が進められるように準備する事でより多くの手当てを取り戻せます。

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